第2回問31~問40の解き方

第2回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

全50問の目次

問31.構成的グループ・エンカウンター

 全ての選択肢について、木村先生の著書に記述があります。テキストにも記述がありますが、正答を導くには物足りませんでした。【テキスト2-P153 】

1.× 私的感情交流を促進させるリーダーシップが求められる。【木村先生P320】

2.× スキルや能力向上ではなく、エクササイズを介して自己開示させることが求められる。【木村先生P321】

3.× メンバーが自分の権利を守れない場合、ルールが守れない場合等には介入する。【木村先生P323】

4.○ 解釈、分析、批判はせずに、生じた体験をメンバーの中に共有させる。【木村先生P322】

問32.職務経歴書の作成

 消去法で正答を導き出すこともできますが、選択肢は木村先生の著作の内容を中心に構成されています。

1.× 弱点や苦手を中心にするのではなく、適切な自己PRや、人に読ませるための積極性が求められる。【木村先生P248】

2.× A4、横書き、1~2枚程度を基本とする。【木村先生P248】

3.× 定められたルールではなく、求められる目的に応じて作成する。【木村先生P248】

4.○ 職務と関連する活動、趣味等も記載する。【木村先生P248】

問33.キャリアコンサルティングのマネジメント

 木村先生の著書からの選択肢が多いのですが、カウンセリングの基本姿勢に照らして検討して正答を導き出せる問題です。

1.○ どの段階にいるかを把握し、段階に応じたカウンセリングを行う。【木村先生P225】

2.○ 視線や表情、声の質や量から、クライエントの問題を掴む。【木村先生P225】

3.× キャリアコンサルタントとして、必要に応じて具申を行う。

4.○ スーパーバイザーから実践的助言、指導を受ける必要性を認識する。【木村先生P225】

問34.学校におけるキャリア教育

 次の問35と同じく、「今後の学校のおけるキャリア教育・職業教育の在り方について」の「概要」からの出題です(選択肢1~3)。養成講座のテキストにもこの資料はありましたが、文部科学省HPにてダウンロードが可能です。【文部科学省:PDF】

1.× 自発的・主体的な活動を促すのは、幼児期の段階である。

2.× 社会性、自主性・自立性、関心・意欲等を養うのは小学校の段階である。

3.× 社会における自らの役割や将来の生き方・働き方等を考えさせるのは、中学校の段階である。後期中等教育では、キャリア形成に必要な能力や態度を育成する。

4.○ 次の問35の出典である、(答申)からの出題。

問35.学校におけるキャリア教育

 問34の「概要」に続き、中央教育審議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」からの出題ですが、正誤判定に非常に困る問題です。なぜなら、1や3そのものについては提言や報告として実在しており、内容は間違いではありません。つまり、(答申)で示された内容であるかどうかの判定が必要になりました。ちなみに正解選択肢の4の内容は前回試験でも出題がありました。

1.× これらの4つは「職業観・勤労観を育む学習プログラムの枠組み」において提案されている、キャリア教育での目標となる能力の領域で、正しい内容ですが本問の解答要求からは外れてしまいます。【文部科学省:PDF】

2.× 21世紀を生きる力として、「基礎力」、「思考力」、「実践力」が、国立教育政策研究所より報告されている。【国立教育政策研究所:PDF】

3.× 『若年者の就職能力に関する実態調査』結果に明記されている正しい内容ですが、本問の解答要求からは外れてしまいます。【厚生労働省:PDF】

4.○ 第1回試験でも出題された内容。「基礎的・汎用的能力」の4つはしっかりと押さえておきましょう。【文部科学省:PDF】

問36.心理検査(アセスメントの留意点)

 キャリアコンサルタントとしての基本姿勢に照らして消去法で正解を導きましょう。

1.× 結果の解釈は柔軟に行うべき。【テキスト4-P7】

2.× 拒否した場合には、強制せずクライエントの心情に配慮する。【テキスト4-P6】

3.○ 標準化された検査は適用範囲が決まっているものが多い。【テキスト4-P51】

4.× 実施マニュアル等に従い適切に行う。【テキストP4-P47】

問37.心理検査(アセスメントツール)

 アセスメントの内容理解を問う問題。テキストでそれぞれの特徴を整理しておきましょう。

1.× クレペリン検査は、内田クレペリン精神検査といい、1桁数字の加算作業を行う作業検査。作業の処理能力や仕事ぶりや、くせなどがわかる。【テキスト4-P33】

2.○ GATBは15種の下位検査で構成されており、11種は紙筆検査、4種は器具検査により適正能を測定する。【テキスト4-P28】

3.× 中学生、高校生に向いているのは、新版職業レディネス・テスト。VPI職業興味検査は、就職を控えた学生などに利用されることが多い。【テキスト4-P19】

4.× Y-G性格検査は12の性格特性を測定することができる。5因子モデル(CP、NP、A、AC、FC)で性格を測定するのは、エゴグラムである。【テキスト4-P37】

問38.心理検査(アセスメントの留意点)

 問36の類題で心理検査(各種アセスメント)を行う際の留意点。養成講座テキストの内容から正答を導き出すことができ、カウンセリングの基本姿勢に照らしても正答を導きやすい問題でした。

1.× 実施前にアセスメントの意図や目的を説明する。【テキスト4-P7】

2.○ 追加的にインフォーマルなアセスメント(妥当性や信頼性に欠けるもの)を行い、追加的な情報などを得ることもある。【テキスト4-P7】

3.○ 結果の解釈は柔軟に行う必要がある。【テキスト4-P7】

4.○ 質の高いフィードバックを行う。【テキスト4-P7】

問39.職業理解の支援(職業情報)

 養成講座テキストに記述もある内容で、正答が導きやすい問題です。

1.○ キャリアコンサルタントは幅広い職業情報を持つことが求められる。【テキスト5-P46】

2.○ 一般に公開されていない、非公開情報へのアクセスも有効である。【テキスト5-P74】

3.× ハローワークインターネットサービスは、全ての求人情報を網羅しているわけではない。【テキスト5-P73】

4.○ ダイレクトメールによる求職活動のこと。養成講座テキストに詳しい説明があります。【テキスト5-P77】

問40.職業理解の支援(職業分類)

 正誤判定が難しい問題ですが、正答の1は木村先生の著書に同じ文章が見られます。ちなみに第1回試験でも同一の文章が出題されています。

1.○ 第1回試験でも出題のあった選択肢ですが、木村先生の著書に同一の文章があります。【木村先生P89】

2.× 現在の日本標準職業分類は、新統計法に基づいて制定されている。【総務省:PDF】

3.× 分類に関する統計基準に、日本標準職業分類がある。【総務省

4.× 「産業とは、事業所において、社会的な分業として行われる財貨及びサービスの生産または提供にかかるすべての経済活動をいう」【木村先生P91】

参考文献・資料

日本マンパワーキャリアコンサルタント養成講座テキスト

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

文部科学省、国立教育政策研究所、厚生労働省、総務省

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