第2回問41~問50の解き方

第2回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

全50問の目次

問41.職業理解の支援(職業情報)

 くるみん等、知らないと解答困難な選択肢が多く難しい問題です。職業能力評価基準は問15に続き出題されていました。

1.× くるみん・プラチナくるみんマークとは、子育てサポート企業として厚生労働省の認定を受けた証のこと。【厚生労働省

2.× ハローワークインターネットサービスでは職業理解のための動画の提供を行っていない。最も大規模な職業映像は、「私のしごと館」映像ライブラリー(当時:雇用・能力開発支援機構)の600余である。【木村先生P257】

3.× 問15と同じ職業能力評価基準に関する選択肢。能力の自覚に役立つだけでなく、職業、業界の理解に役立つ。【中央職業能力開発協会:PDF】

4.○ 労働政策研究・研修機構では、労働に関する総合的な調査研究を実施し、その成果を広く提供している。【労働政策研究・研修機構

問42.目標設定の支援

 キャリアコンサルタントの基本姿勢に照らし、正答を導きましょう。

1.○ 雇用市場や職業の特徴を合わせて考え、目標を設定する。【テキスト5-P61】

2.× 目標設定は、相談者の長期的な職業生活設計と分離することはできない。

3.○ 強みや価値観、興味、能力などと整合性のある目標設定を行う。

4.○ 知識、スキル、資格などを明確化したうえで目標設定を行う。

問43.学習方策、自己管理方策の支援

 出典は木村先生の著書にあるものの、それを知らなくても消去法で正答を導くこともできる問題です。学習方策は、木村先生が唱えるシステマティックアプローチの第4の特徴になります。4のような方策は私も体験したことがあります。

1.× 「いかなる事情があろうとも」は言い過ぎなワードであり、このようなワードが出て来たら不適切と疑う。

2.× スキルは特定の職業能力だけではなく、人間関係、意思決定、情報探索、職業選択などの能力も含まれる。【木村先生P303】

3.× 適応を妨げるような習癖や行動パターンを矯正するための援助を行う。【木村先生P305】

4.○ 達成可能なサブ・ターゲットを立て、努力をほめ、勇気づける。【木村先生P306】

問44.方策の実行の支援

 問43と同じく、出典は木村先生の著書にあるものの、それを知らなくても支援の基本姿勢に照らして、正答を導くことができる問題です。

1.× 「ベストなものだけ」というのも言い過ぎなワード。ターゲットを実現するために適当なものを1つ選ぶ。【木村先生P297】

2.○ 著書原文の表現とは違う部分もあるものの、1,3,4の選択肢は有りえず、本選択肢が残る。【木村先生P297】

3.× 「相談者に情報収集をさせない」は、キャリアコンサルタントの支援の姿勢として誤り。情報を探し、選択し、活用するのはクライエント。【木村先生P299】

4.× 「否定的な情報は提供しない」は、キャリアコンサルタントの支援の姿勢として誤り。カウンセラーは一般情報を与え、クライエントの自己学習を促す。【木村先生P300】

問45.適応の支援

 支援の基本姿勢に照らして正答を導きましょう。

1.× 「必ず進める」は言い過ぎなワード。

2.× 新たな仕事への適応に人間関係の良好さはむしろ必要である。

3.○ マナーやビジネスの基本ルールを守るようアドバイスする。【テキスト5-P89】

4.× 必要なスキル・知識の習得の助言は必要な支援である。

問46.面談の終結

 支援の基本姿勢に照らして正答を導きましょう。消去法では守秘義務の観点から3が迷う選択肢かもしれませんが、ケース記録として保存することの有用性を確認しましょう。

1.○ クライエントとともにキャリアコンサルティングの成果を確認する。【テキスト5-P90】

2.× 「感情的側面に限定」するものではなく、ほかに思考、態度や行動の変容を評価する。【テキスト5-P90】

3.× ケース記録は、クライエント同意の上で、スーパービジョンや事例検討会で活用することができる。【テキスト5-P90】

4.× キャリアコンサルタント自身も自己評価を行う必要がある。【テキスト5-P90】

問47.環境への働きかけ

 支援の基本姿勢に照らして消去法などで検討して正答を導きましょう。

1.○ 理解促進のための研修、説明会の実施や、管理者に対するキャリア面接の指導などを行う。【テキスト1-P124】

2.× 社会や地域、職場への働きかけも求められる。【テキスト5-P114】

3.○ 人事考課システムへの助言もありうる。

4.○ ワークライフバランスといった、労働時間管理におけるキャリアコンサルタントの役割は存在する。【テキスト6-P52】

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問48.キャリアコンサルタントの自己研鑽

 常識的なアプローチで正答を導きましょう。

1.× 資格取得はゴールではない。【テキスト5-P114】

2.○ 謙虚な気持ちで、必要な知識やスキルの向上を図る。

3.× 自己研鑽では、面談スキルのみならず、経済動向、法律、専門領域の隣接分野などの学習が望まれる。【テキスト5-P114】

4.× 自己研鑽の意味からは離れた説明である。

問49.主な精神疾患や障がい

 テキスト等でも記述が少なく、判断が難しい問題ですが、厚生労働省のサイト「みんなのメンタルヘルス」に説明があります。基礎知識としては身に付けておきたい内容ですので、時間のある時に一読しておくと良いでしょう。

1.○ 解離性障害は、自分が自分であるという感覚が失われている状態。【厚生労働省

2.× 妄想・幻覚の陽性症状と意欲の低下、感情の平板化がみられるのは統合失調症である。【テキスト4-P123】

3.× 躁状態とうつ状態を繰り返す特徴があるのは、双極性障害である。【厚生労働省

4.× ストレス因により引き起こされる情緒面、行動面の症状で社会的機能が障害されるのは、適応障害である。【厚生労働省

問50.職場におけるこころの健康づくり

第1回に続き出題のあった「職場におけるこころの健康づくり」は養成講座テキストにも詳細な説明があります。また、厚生労働省のサイトからリーフレットをダウンロードすることができます。【厚生労働省

1.○ 4つのケア→セルフケア、ラインによるケア、事業場内産業保健スタッフ等によるケア、事業場外資源によるケア。「セルフケア」では、ストレスへに対する正しい理解や、気づきや対処を支援する。【テキスト4-P91】

2.× 「ラインによるケア」では、管理監督者が職場環境の把握と改善、労働者からの相談対応を行う。【テキスト4-P92】

3.× 「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」では、事業場内の産業保健スタッフ等が労働者や管理監督者に対する支援のほか、事業場外の資源とのネットワーク形成などを行う。【テキスト4-P92】

4.× 「事業場外資源によるケア」では、事業場内の産業保健スタッフ等が窓口となり、事業場外の資源との連携が必要となる。【テキスト4-P92】

参考文献・資料

日本マンパワーキャリアコンサルタント養成講座テキスト

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

厚生労働省、中央職業能力開発協会

労働政策研究・研修機構

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