1級過去問解説完成のご案内と明日へのエール

いよいよ明日12月12日は、キャリアコンサルティング技能検定2級及び1級試験が行われます。受験するみなさんのご健闘と合格を、心よりお祈りしています。

遅ればせながら、制作、公開を進めていました、「第10回1級学科試験」の過去問解説が完成しました。心待ちにしてくださった方には、大変お待たせをしてしまい、本当に申し訳ございませんでしたが、ファイナルチェックにどうぞご活用ください。

1級の過去問演習は、アウトプットに活用する、というのももちろん良いのですが、未知の情報や知識をインプットして学ぶために活用するのも良いのではないかと思いました。

【技能検定1級第10回】過去問解説のご案内【会員限定】

1級の内容はやはり最高峰の1級だけあり、骨のある問題、解き甲斐のある問題、出典資料が多岐に及ぶ問題、難問もありましたが、全問題を解き、内容をじっくりと検証した感想や、今後の試験への対策として、以下のことを感じました。

明日へのエールに代えてお伝えします。1級だけではなく、2級受験の方も、また、今後、キャリアコンサルタント試験対策を本格化する方も、是非、参考にしてみてください。

・確かに1級らしい難問もあるものの、2級や、キャリアコンサルタント試験でもよく出題されるような基礎的、標準的な内容も出題されます。また、支援の基本姿勢から常識的にアプローチできる問題も少なからずあります。

・上記のような失点ができない、過去問解説で☆マークを付している問題は、27問ありました。これは2級やキャリアコンサルタント試験と同じような水準です。

・ただし、内容的にも解法的にも、正答選択が非常に困難な「捨て問題」と解説で表記している問題は6問あります。

また、捨て問題とまでは言わないまでも、知識的に深い内容が問われているものが多く、35問の確保には大変厳しさのある第10回と位置づけています。第9回よりも、かなり難しいと感じました。

・「捨て問題もどき」もあります。

一見、難選択肢が続いているように見えますが、適切または不適切な正答選択肢のみは判断が容易な問題がいくつかありました。他の選択肢の内容を検討できる知識はなくても、正解はこれしかないだろう、という問題もありました。

諦めずに勇気を出して立ち向かいましょう。

・2級やキャリアコンサルタント試験と同様に、下記の文章表現には要注意です。

のみ、だけ、いかなる場合も、○○すればよい(しさえすればよいの意)などの表現に注意しましょう。

・1級は難易度もさることながら、5択問題のせいか、思いの外、集中力が試されます。

深呼吸をしたり、時折、首や肩を回して力を抜いたりして、試験時間中も意識的に気分転換をするようにしましょう。

2級のみなさんも気をつけて欲しい点は概ね同じになりますが、どちらのも試験も35問を確保することが、みなさんの必達目標です。最近の2級試験、キャリアコンサルタント試験は、あえて出題される難問もあり、明らかに35問の壁が存在しています。

知らない資料や用語が出題されることはあるでしょう。勇気を出して、選択肢を一つずつ確認しましょう。ひょっとすると、正解自体は導きやすいかもしれません。

そして、試験前日ではありますが、最後に見ておく資料としては次の内容が良いでしょう。

1.出題範囲表

たびたびお伝えしているので、もうよく読んでいる、という方は不要ですが、出題範囲表をじっくりと読んでおくと、試験の全体像を俯瞰して眺めることができます。

出題範囲表は、キャリアコンサルタントの能力要件(必要な知識やスキル)が反映された地図(マップ)のようなものですから、出題内容にも反映され、そのままの用語や文章が出題されることもあります。

ちなみに、第10回問39はすべての選択肢の根拠が、出題範囲表にありました。

知識の再整理、再構築にも役立つでしょう。

 1級キャリアコンサルティング技能検定の試験科目及びその範囲並びにその細目

 2級キャリアコンサルティング技能検定の試験科目及びその範囲並びにその細目

2.第11次職業能力開発基本計画

数多くある資料の中からどれ?と言われると非常に難しいのですが、今後、国が考える人材育成、能力開発の方向性がまとめられている「第11次職業能力開発基本計画」をあげます。

2級でも1級でもキャリアコンサルタント試験でもマストな資料ですが、過去にキャリアコンサルタント試験を受験し、久々の2級や1級の学科試験、という方はなおさら要チェックです。

第10次計画の内容を踏襲しながら、Society5.0やデジタルトランスフォーメーション、人生100年時代、ウィズコロナ、アフターコロナ時代のテレワークへの対応などにも言及されています。

試験では、第26回の2級に少し出題されたくらいで、まだ本格的な出題実績は多くありません。

もともと、いずれの試験でもよく出題される資料ではありますが、コロナ禍を踏まえて作成されている資料のため、問題意識や視点が比較的新しく、厚生労働省やそれ以外の官公庁などの能力開発に関する資料や計画などのベースになっていることが多いと感じています。

直接的に本資料からの出題ではなくても、他の資料からでも、今後の人材育成、能力開発の方向性や施策として、本計画と同様の趣旨のものが出題される可能性もあります。

本計画は、内容が多岐に及ぶため、総花的でやや読みづらいのですが、要点を確認しておきましょう。

 第11次職業能力開発基本計画

なお、楽習ノートプラスでは、まとめや問題も掲載していますので、ご活用ください。

第11次職業能力開発基本計画(第1部総説)【まとめ編】

第11次職業能力開発基本計画(第2部)【まとめ編】

第11次職業能力開発基本計画(第3部パート1)【まとめ編】

第11次職業能力開発基本計画(第3部パート2)【まとめ編】

≪会員限定≫第11次職業能力開発基本計画【問題編】

最後に、見ておくべきサイトはハローワークインターネットサービスを軸とした、職業情報提供サイト(日本版O-NET)しょくばらぼ(職場情報総合サイト)の連携3サイトです。

いずれも、かすりもしなかったらごめんなさいですが、ファイナルチェックを頑張って下さい。

ご健闘と合格を、心よりお祈りしています。

ファイト!

これからキャリアコンサルタント試験を受験するみなさまへ

2022年3月の第19回キャリアコンサルタント試験合格を目指すみなさまにとっては、試験対策を本格化する時期になってきましたが、毎日、多くの方からご質問やご相談を頂いています。

この試験には特徴がありますので、それを踏まえて準備をしていくことが効率の良い試験対策に繋がります。

学習スタート時に知っておきたい、合格へのスタートアップガイドを公開していますので、まだご覧になっていない方は、是非、参考にしてみてください。

はじめの一歩~マインドセット編

はじめの一歩~学習方法編

また、みん合では過去問解きを試験対策のベースとする方法をおすすめしています。明日12日に実施される、2級(1級)キャリアコンサルティング技能検定の学科試験の問題は、大変貴重な学習素材となります。

特に2級の学科試験は、キャリアコンサルタント試験と出題範囲は全く同一で、出題内容や出題割合、出題順序もそっくりの試験ですので、やらなきゃ損とも言えます。

試験実施後には、過去問解説を公開しますので、公開の折にはどうぞご活用ください。詳細はまた後日お知らせいたします。

第18回(10月)対策のみん合☆プラス会員の方へのご案内

第18回(10月)対策の会員の皆様のご受講期限は、週明けの12月13日(月)までとなります。引き続き会員限定ページをご覧になるには、会員期限の延長手続きが必要となります。

延長の場合は、第19回(3月)試験の合格発表のある、2022年4月18日まで、会員限定ページをご覧になることができます。

延長の価格は、特別価格(書籍セット税込7,000円もしくは書籍無し5,000円)となりますので、新規で申込をされないよう、ご注意ください。手続きの方法につきましては下記のページをご覧ください。

第19回(3月)試験対策への会員期限延長のお申込方法について

お問合せはこちらから。

学習上のご質問やご相談がありましたら、お気軽にお伝え下さい。





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