第1回問31~問40の解き方

第1回キャリアコンサルタント試験学科試験問題を徹底解説!

選択肢の正誤と解説、参考文献をお伝えします。問題は試験実施機関よりダウンロードしてご用意ください。

全50問の目次

問31.グループアプローチ

 消去法でアプローチすることもできるでしょう。

1.× 心理的治療の方法としてグループアプローチがとられることもある。【テキスト2-P141】

2.× 正解を示したり知識を与えることは、参加者が自ら気づく機会を奪うことになる。【テキスト2-P157】 

3.× ルールには、守秘義務などがある。【テキスト2-P159】

4.○ ファシリテーターの介入が必要なケースである。 【テキスト2-P157】

問32.新ジョブ・カード

 職業の動画が充実しているサイトは我が国には現在存在しません。新ジョブ・カード作成支援ソフトはPC、スマホのいずれにも対応しています。

1.× すべての訓練ではなく、一部の職業訓練である。【木村先生P249】

2.× ジョブ・カード制度総合サイトには、PCのみならずスマートフォンにも対応した作成支援ソフトウェアが存在する。

3.○ ジョブ・カードは、生涯を通じたキャリア・プラン、職業能力証明の機能を担っている。【木村先生P248】

4.× ハローワークインターネットサービスへのリンクはあるが、それほどの数の動画視聴ができるサイトは我が国には存在しない。

問33.キャリアコンサルティングの相談過程

 支援の基本姿勢に照らせて、常識的にアプローチしましょう。消去法で正答を導き出せるのではないでしょうか。

1.× 気づいていない問題に焦点を当てることも必要。

2.○ クライエントへ必要な情報提供を行うことも必要。

3.× ラポールの形成はいわば、事前段階(かかわり技法)である。【木村先生P285】

4.× 「相談者の状況や意思にかかわらず」、はありえない。

問34.学校におけるキャリア教育

 正答を導くのが大変難しい問題です。今後の対策としては、中央教育審議会の資料は一読しておいた方が良いでしょう。

1.× 選択肢の内容は小学校における発達課題であり、高等学校では進路の現実吟味や試行的参加などがある。【テキスト1-P66】

2.× 大学、短大での職業指導は2011年より義務化されており、大学設置基準ににも明記されている。

3.× 役割が明確に分かれているわけではない。

4.○ 基礎的・汎用的能力には、人間関係形成・社会形成能力、自己理解・自己管理能力、課題対応能力、キャリアプランニング能力の4つがある。【中央教育審議会:PDF)

問35.学校におけるキャリア教育

 問34に続き、中央教育審議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について(答申)」からの出題。消去法もしくは、積極的に正しいものを選ぶこともできます。この問題は取りたいところです。【中央教育審議会:PDF】

1.× 記述の内容は、職業教育の定義である。【同資料P19】

2.○ 職業の多様化やワークライフバランスの進展等もある。【同資料P3】 

3.× 幼児期の教育から高等教育までが正しい。【同資料P19】

4.× キャリア教育は特定の科目を開設するものではない。【テキスト1-P69】

問36.心理検査(アセスメントの留意点)

 アセスメントの問題点に照らして、消去法で正答を導ける問題です。

1.× どの年齢でも、ということはない。例えばCPS-Jには、学生向けと一般向けがある。【テキスト4-P22】

2.○ アセスメントには限界がある。【テキスト4-P6】

3.× 実施前にアセスメントの意図や目的を説明する。【テキスト4-P7】

4.× 受検者の様子は観察すべきである。

問37.自己理解

 アセスメントの内容理解を問う問題。テキストでそれぞれの特徴を整理しておきましょう。

1.○ 職業的適合性は、能力とパーソナリティからなる。【木村先生P73】

2.× 観察法には、自然観察法や実験観察法がある。選択肢のような意味ではない。

3.× 自己理解は、包括的かつ継続的に行われなければならない。【木村先生P73】

4.× CACGSとは、キャリアガイダンスシステムのことであり、キャリアインサイトなどがあるが、最低1種類以上などの決まりは特にない。

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問38.心理検査(アセスメントの留意点)

 2の判定が難しいものの、3を積極的に正答と判断することもできるでしょう。

1.× 「すべて正確」は言い過ぎ。誤りである。 

2.× 自己理解の方法には、観察法、検査法、面接法がある。【木村先生P79】

3.○ そのほか、実施前にアセスメントの意図・目的の説明なども大切である。【テキスト4-P7】

4.× 心理検査の結果は、本来クライエントに還元されるべき情報である。【テキスト4-P7】 

問39.職業理解の支援(職業情報)

 2と4は、常識的なアプローチが有効ですが、1の出典まではなかなか目を事前の把握が難しいため、テキスト等にも記述のある3を理解していたかが正解の分かれ目でした。厚生労働省編職業分類は4段階と覚えておきましょう。

1.○ 職業能力評価基準のリーフレットにそのままの文言があります。 【職業能力評価基準リーフレット:PDF】

2.× インターンシップは、実際に働く体験を通して、憧れの振り返りや働くことの意味の省察をすることができる。【テキスト1-P68】

3.× 「厚生労働省編職業分類」では、職業を大・中・小・細の4段階に分けて分類している。【テキスト5-P47】

4.× 職業のみをさすものではない。

問40.職業理解の支援(職業分類)

 正誤判定が非常に難しい問題ですが、正答の1は木村先生の著書に同じ文章が見受けられます。ちなみに、第2回でも同じ文言で出題がありました。

1.○ 本選択肢は第2回試験でも出題がありました。【木村先生P89】

2.○ 厚生労働省編職業分類における職業の定義は、記述のとおりである。【厚生労働省編職業分類P19

3.× 「日本標準職業分類」では、職業とは、個人が行う仕事で、報酬を伴うか又は報酬を目的とするものをいう。【総務省:日本標準職業分類

4.○ 直接の出典は見つけられなかったが、正しい内容。不適切とはいえない。  

参考文献・資料

日本マンパワーキャリアコンサルタント養成講座テキスト

キャリアコンサルティング理論と実際4訂版木村周著(雇用問題調査会2016年)

厚生労働省編職業分類、日本標準職業分類、職業能力評価基準

文部科学省、国立教育政策研究所、厚生労働省、総務省

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