理論家別ヨコ解き、はじめました(キャリア理論)

7月にこれまでの全14回の試験でのキャリア理論、カウンセリング理論(療法)に関する出題の理論家別出題数のランキングをお伝えしました。理論家ランキングはみなさん、やはり、気になるようで、たくさんのアクセスをありがとうございます。

キャリアに関する理論家の出題ランキングは、これまでに出題された選択肢単位で集計すると、激しいデッドヒートを繰り広げていますが、シュロスバーグが1位、シャイン、スーパー、サビカスが上位集団を形成しています。

ただし、問題単位、つまり選択肢4つ分の問題単位(以下、大問と呼びます)でカウントしてみると、多少ですが順位に変動があったり、よく出題される内容等をあらためて確認することができました。

そこで今日は、大問単位での出題数によるキャリア理論家ランキングをお伝えするとともに、該当する大問の問題番号(回と番号)をお伝えいたします。また、解説のリンクも付していますので、理論家別のヨコ解きにどうぞご活用ください。

理論家別ヨコ解きの効能について

理論家ごとにこれまでに出題項目を短時間で確認、知識を整理することができます。総復習にはもちろんのこと、本格的な学習のスタート段階でも出題傾向を掴むことに活用できます。

今日はシャインのこれまでの出題項目を網羅してしまおう、とか、レビンソンとエリクソンの違いがよくわからないから今日こそは比較して覚えてしまおう!というときにもご活用ください。

なお、大問にはしばしば他の理論家の内容が選択肢として登場しますから、理論家横断的な理解を深めることにもつながるはずです。

大問数の集計方法について

主に選択肢の前の問題文で、「○○○○(人名)について…適切なものはどれか。」等の形で、具体的な人名での問いがなされている問題をカウントしています。

キャリア理論家の出題ランキング(数字は大問の数)

それでは、キャリアに関する理論家の大問数でのランキングをお伝えします。これまでに大問として出題された理論家は17人います。

なお、問題番号から過去問解説へリンクしています。第1回~第11回の過去問解説はプラス会員限定公開となりますので、ログインしてからご覧ください。

一覧表PDFをダウンロードすることもできます。

 理論家別ヨコ解きシート(全14回)

 

 サビカス【10問】

選択肢別では4位だったサビカス、なんと、大問別集計では1位でした。サビカスに関する出題は、キャリア・アダプタビリティの4次元(4つのC)が多いです。

第4回問10 第5回問7 第5回問30 第6回問10 第8回問7 第9回問7 第11回問8 第12回問10 第13回問9 第14回問33

 

 シュロスバーグ【9問】

選択肢数の順位では1位だったシュロスバーグ。それはもう、4Sのまちがい探しが多くて…。

第1回問12 第2回問13 第6回問12 第8回問12 第10回問12 第11回問12 第12回問13 第13回問13 第14回問13

 

 シャイン【9問】

同数2位。シャインは、8つのキャリア・アンカー、キャリア・サイクル、三次元モデルなど出題の幅が広く、難易度の高い問題も出題されがちです。渡辺先生のキャリアの心理学からの出題が多いので、精読しておきましょう。

第1回問6 第2回問10 第4回問30 第5回問9 第8回問6 第10回問9 第12回問7 第13回問7 第14回問9

 

 スーパー【7問】

スーパーは職業的発達段階、職業的適合性の出題が多く、特に職業的発達段階は他の発達理論の理論家との組み合わせで出題されることも多いです。各理論家の特徴をおさえましょう。

第1回問7 第5回問8 第8回問9 第8回問10 第10回問10 第12回問6 第12回問11

 

 ホランド【6問】

それはもう、RIASEC(リアセック)が多いこと、多いこと。

第2回問6 第4回問7 第6回問9 第7回問9 第11回問6 第12回問9 

 

 レビンソン【6問】

同数5位はレビンソン。ロビンソンではなくてレビンソン。エリクソンではない方です。試験日までに、何とかしたい理論家ですが、レビンソンといえば、四季と過渡期をキーワードとしておさえておきましょう。

第1回問10 第2問問11 第3回問10 第7回問11 第11回問10 第13回問11

 

第7位:ホール【5問】

プロティアン・キャリアのホールは最近よく出題されています。第12回から3回連続出題です。伝統的キャリアとプロティアンキャリアの比較をおさえておきましょう(13回、14回の過去問解説で整理しています)。

第1回問8 第9回問9 第12回問8 第13回問6 第14回問10

 

第8位:クランボルツ【4問】

「未決定が望ましい」というフレーズがよく出題されます。未決定というとネガティブに聞こえるかもしれませんが、偶発性理論では、偶然の機会を大切にしますから、決まっていないことは、むしろ好意的にとらえます。11位のバンデューラと併せて確認しましょう。

第4回問8 第6回問6 第10回問8 第13回問10

 

第8位:ハンセン【4問】

ハンセンといえば、統合的人生設計。4つのLをおさえておきましょう。

第3回問6 第5回問10 第11回問9 第14回問7

 

第8位:ジェラット【4問】

意思決定のプロセスと積極的不確実性が出題されます。ちなみにクランボルツとジェラットは、スタンフォード大学のテニス仲間なのは知る人ぞ知るお話。

第3回問8 第6回問7 第10回問40 第11回問7

 

第11位:エリクソン【3問】

8つの発達段階と各課題がよく出題されます。レビンソンは4つ(四季)、エリクソンは8つとおさえましょう。

第5回問11 第8回問11 第14回問11

 

第11位:バンデューラ【3問】

バンデューラといえば、自己効力感(やればできる感)。自己効力感を高める4つの情報源と、モデリングの4過程に要注意です。

第4回問9 第7回問8 第14回問6

 

第13位:ブリッジズ【2問】

転機は、終わりから始まります、これがよく出ています。

第5回問12 第10回問13

 

第13位:パーソンズ【2問】

職業指導の創始者と呼ばれ、特性・因子理論の原型をつくりました。

第7回問6 第14回問8

 

第15位:ハーズバーグ【2問】

あまり有名ではありませんが、職務満足(不満足)の要因として、動機づけ要因と衛生要因があるとし、衛生要因の改善は不満足を減少させるものの、職務満足には動機づけ要因の充足が重要である点には、大いに納得の理論です。

第8回問8 第9回問6

 

第16位:ギンズバーグ【1問】

最初に職業発達理論を提唱しました。

第2回問7

 

16位:マズロー【1問】

マズローは、5段階の欲求段階説で有名です。

第10回問7

 

なお、カウンセリング理論(療法)については、人名ベースでの大問の出題よりも、理論(療法)についてを問う形式が多いため、それに関するヨコ解き的考察をあらためて行いまして、効率的な攻略法が見つかりましたら、あらためて共有します。

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